I am ZUKA-OTA

自由気ままな宝塚ライフ。

雪組 伯爵令嬢 その1

記念すべき初投稿は

 

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宝塚歌劇団 雪組 日生劇場公演

ル・ミュージカル・ア・ラ・ベル・エポック

『伯爵令嬢』-ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-

細川智栄子あんど芙~みん作「伯爵令嬢」(秋田書店刊)より~

脚本・演出/生田 大和

 

公演期間:10月11日(土)~10月31日(金)

観劇日:2014/10/19 11時公演(2階J列センター)

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そう!雪組さんです!まさかの月組ではないパターン!

実は、このブログを始めようと思ったのも、今回の公演がとても良かったっていうのがあります…結論として本当に素敵な作品でした。

 

今回、早霧せいなさんと咲妃みゆさん(以下、あだ名で呼びます)の新トップコンビのお披露目公演だったわけですが。

月組でみゆちゃんを見ていたので、なんだか不思議な気持ちになりました。月組にいた頃から、お芝居心がとってもあって…個人的に声がとっても好きなので、みゆちゃんが舞台に立っていると思わず見てしまう…そんな感じでした。

みゆちゃんは本当に実力のある娘役さんだと思っていますし、今回もきっと緊張はあっただろうけど、それを感じさせないものを見させていただきました。



 

ではでは、1幕プロローグから。

なるべく話の本質に触れるようなネタバレは避けますが、一部ネタバレを含みますので、読む際は気をつけてください。

めっちゃ長くなりそうなので、抜粋して書いていきます…

※この観劇感想はあくまで個人的な意見のため、??と思うところもあるかもしれません。そちらはご了承ください。

 

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ブルターニュの孤児院のシーン。

恥ずかしながら前知識が制作発表映像と初日映像のみだったため、ここで初めてコリンヌが孤児だと知りました。

このシーンは、夢の中でパリを旅したコリンヌが、妹や弟のように可愛がっている他の子供たちに、それを伝えるというシーンで、ひとつのベッドが置かれ、衣装も白で全体的に白い世界が広がっていたのですが、その空間が夢の話をするコリンヌ、それを聞く子供たちにとてもマッチしていたなーと思います。

ここは夢を嬉々として語っている様子がスッと入り込んできますね。

夜会のシーン。これは娘役ファンたまらんな〜という感じで…

ドレスがバッスルだったのですよ…!!(ヒップラインが強調されたドレス)あれはパニエを入れていたのかもなんですが、バッスルすごく好きなので興奮してしまいました。

墓地。夢乃聖夏さんがかっこよくて…!!!すごく曲調が難しそうだったのですが、見事に歌い上げていました。色気も抜群。二枚目も三枚目もできるって、本当にとても素晴らしい男役さんだな〜と思います。

かく言うわたしも今回ともみんにやられました。

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ここまでがプロローグ。ようやく本編です…(笑)

 

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今回、一緒に観劇をした友人にどういう話なの?と聞いたところ、「とりあえず皆コリンヌのことが好き。少女漫画の王道。」と言われて、実際見てみると本当にそんな感じでした(笑)

アランのおでこピンッのシーンとか、あれは女の子はキュンとしますね〜。原作が漫画という作品だからこそ、こういう描写があったと思いますし、なんというか、他の作品でもこういう描写はありますが、少女漫画って、読者が主人公に入り込みやすいように作られてると思うので、思わず観ている人が「キャッ♡」みたいになる感じが良かったですね。

あと、ここのみゆちゃんの衣装がめちゃくちゃ可愛い。まずツインテールがたまらないんですが、あのストライプのお衣装…本当に可愛いですね〜!!伯爵令嬢のお衣装は、本当に娘役ファンの心をくすぐります。

そしてようやくリシャール登場。今回、終わった後にずっと「リシャール;;;;」って言っていました。

リシャールは、盲目で、とても誠実な青年。リシャール役の彩凪翔くん、しっかりと作り上げてきてくれたな、という印象です。

ていうか、リシャールが本当に似合う!カツラとかも似合ってますし、わたしがもし、伯爵令嬢の世界に存在していたら、間違いなくリシャールを好きになります…(笑)

船の場面。今回、話の中でキーポイントとなるアンナ役の有沙瞳ちゃん。これが98期生か…!とびっくりしました。この子もとってもお芝居心がある娘役さんだなぁ…と思いました。

「死ね」という言葉が宝塚で、ましてや娘役から娘役に向けられた言葉で出てくるのは衝撃でした。

アンナは難しい役だったと思うのですが、ひとみちゃん、完成度高かったです。強いて言えば、まだ宝塚らしいお芝居から抜け切れてないというか、まぁ宝塚だから言いのですけど、良い意味で、もう少し軽めでも良かったかもしれないです。でも、本当にこれからが楽しみな娘役さんです。

そしてまたまた、みゆちゃんのお衣装。ミントグリーンというか、淡いグリーンのドレスで、主張し過ぎず、かつ可憐さを残し、可愛かったな〜。

ロンサール伯爵家。

鳳翔大さんの伯爵姿は見応えありました〜。とにかく目立つ。大きい。あんなかっこいいおじいさん、自慢になりますよ(笑)

大ちゃんは夜会のシーンの時みたいな、男役!って感じのイメージが強かったので、今回は良い意味でそれが崩された感じでした。(久々に見たので)

そして、専科の美穂圭子さん。

安定の存在感と、包容力。美穂さんのマドレーヌ夫人のような役を初めてて見たので、今回さらに美穂さんのことを好きになりました。

凛としていて、けれど何処と無く儚げで、少しの憂いがある…よかった。(語彙力の無さが悔やまれます。)

アランの屋敷でのシーン。ここの場面のMVPは言うまでもないでしょう。

ええ、真那春人さんです。

申し訳ないことに、最初まなはるだって全然気づいてなくて、あれ誰…??と思っていたらまなはるでした…まさかじいやだとは思っていなかった…(笑)

いやー、まなはるさん上手いですね、話の盛り上げ方が上手いです。走り方とか、ちゃんとこだわっている感じが伝わってきました。

研9であのじいやを演じ切れるのは強みですね。星組の天寿光希さんと同じものを感じる(笑)まなはるの役の幅の広さを知れてよかったです。

このシーンは、ピンクのお衣装だったかな?このお衣装は無垢な少女らしさがよく表れていて、個人的に1番コリンヌのイメージとマッチしていました。

バル!!バルです!!わたしの大好きなシーン!!!

ともみんのかっこよさと色気、あの台詞…ちなみにここでともみんにやられました(笑)

そして何より舞咲りんさんの本気を見た気がしました。

本当にひめさんはああいうの似合うな〜と…。

どんなドレスを着ていても、華やかさが変わらない。ひめさんのおかげで雪組娘役に安心感しか持てません。

パリの街。並ぶお店たちがとても可愛かったですね。

宝塚は小物たちに結構こだわっているので、こういうシーンは見てて楽しいです。街の人たちの小芝居も入っていたりするし。

みゆちゃんのお歌とてもよかったです〜!制作発表の時からこの曲が好きでとても楽しみにしていました!みゆちゃんは歌っている時の表情がすごく細かくて、ひとつひとつの動作が初めてパリに来たワクワクを物語っています。お衣装も本当に可愛い!!ポスターも制作発表もこのお衣装でしたし、これぞコリンヌ!といった感じのお衣装でした。

みゆちゃんたくさんのお衣装着られて羨ましい〜

新聞社にて。ピエール役の煌羽レオくん、ここで泣かされました〜。

詳しくは書きませんが、信念を持つ真っ直ぐな目、ピエールの本気をしっかりと汲み上げてくれていました。

アンナの部屋。

やっと蓮城まことさんについて書ける。

も〜キングさん本当にかっこいいよ〜こういう役はハマり役だなーと個人的に思います。アンナに向ける目線とか、全てがキングクオリティ。とても好きです。

オペラ座。ここはスカステの突撃レポートでもどなたかが仰っていましたが、ミュージカル!って感じですね。あと振り付けが可愛い。雪組さんは歌が聞き応えあって、こういう場面はとても安心して聞けます。

ここのみゆちゃんは激かわ。お衣装が黄色なんですけど、わたしは個人的にこのお衣装が好きです。

嬉しそうにちょこちょして飛び跳ねてるみゆちゃんまじかわいい。まさに跳ねっ返り(笑)

リシャールとの橋のシーン。

ひとつだけ言えるのは橋の上で言い争いはやめましょう。

ここでリシャールの感情とかが唯一さらけ出されるところなので、翔くんファンの方やリシャールファンは見逃せませんね…!

アランとコリンヌ2人きりのシーン。

これすみれコード平気!?ってなります。でも春の雪ほどではないかな…??

なにせコリンヌのお衣装が真っ赤なのに、全然そういう、妙なエロさがないというか。ここは演出の賜物ですね。そう思います。

そしてアランのジュテームで1幕終了。1幕だけでジュテーム3回ぐらい歌ったような気が。

「君を愛さずにはいられない」っていいですよね。"君"がコリンヌなわけですが、みんな彼女に引き込まれて、好きになってしまう。そんな状況をよく表している歌詞だと思います。

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さてさて。1幕が書き終わりましたが、ここまでとても長いですね(笑)

2幕はまた別の記事にしようと思います。また長くなりそうですが…

伯爵令嬢は話のテンポが早いです。1幕でグイグイ進む。でもこの早さがいいですね。飽きが来ないので。あと今回伏線があまりないので、あっさり見れるし、ストン、と落ちてくれます。だから深い考察とか、しなくて済むし、初心者の方でも見やすいと思います〜!

ではでは、この辺りで。

 

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